「ハネムーン」吉本ばなな
2009年 01月 09日
夕焼けに馬鹿みたいに感動したり、
日曜日の陽だまりや優しい風に幸福感を覚えたり。
そういうのがごく日常だった日々があったことを思い出した。
でも思い出しただけ。
あの感性は戻ってこない。
眠ってしまってるのか、失ってしまったのか。
当時の私は、日々幸せを噛み締めながらも
将来そんな状態に陥ることをものすごく恐れてた。
そんな状況を想像するだけでものすごく哀しかった。
そんなことも思い出した。
でも思い出しただけ。
遠くに行ってしまった感性を思い出して残念に思うけど、
心が揺れるほど哀しかったり寂しかったりしない。
当時の私ならものすごく哀しくて寂しいんだろうに。
でも、誇りに思う。
そんな時期があったということを。
他人にとっては全然たいしたことじゃないかもしれないけど、
私は誇りに思う。そして少し自信を持つ。
日曜日の陽だまりや優しい風に幸福感を覚えたり。
そういうのがごく日常だった日々があったことを思い出した。
でも思い出しただけ。
あの感性は戻ってこない。
眠ってしまってるのか、失ってしまったのか。
当時の私は、日々幸せを噛み締めながらも
将来そんな状態に陥ることをものすごく恐れてた。
そんな状況を想像するだけでものすごく哀しかった。
そんなことも思い出した。
でも思い出しただけ。
遠くに行ってしまった感性を思い出して残念に思うけど、
心が揺れるほど哀しかったり寂しかったりしない。
当時の私ならものすごく哀しくて寂しいんだろうに。
でも、誇りに思う。
そんな時期があったということを。
他人にとっては全然たいしたことじゃないかもしれないけど、
私は誇りに思う。そして少し自信を持つ。
by isteem | 2009-01-09 01:08